現役JICA職員のミャンマー・ビジネス情報ブログ

現役JICA職員が、ミャンマーに興味のある日本のビジネスマンのために情報発信をしよう!と思って作ったブログ

ミャンマーのビジネス情報ブログ開設!

はじめまして、高橋佑典と申します。

 

突然ですが、皆さんはミャンマーを知っていますか?

当然知っていますよね!そもそも、このブログを書いている当初は友人・知人にも宣伝していないので、インターネットの大海の中からこのブログに辿りついた方はほぼ間違いなくインターネット上の数少ないミャンマー情報を探し続けている漂流者だと思います。

 

ミャンマーはインド、バングラデシュ、中国という超巨大人口国と国境を接し、東南アジア地域と南アジア地域の結節点に位置する地政学的に非常に重要な国です。5000万人以上の人口を有し、ビジネス的には豊富な労働力や消費市場としても魅力たっぷり。しかしながら長らく軍事政権が続いていたミャンマーは アメリカから経済制裁を受け、海外からの投資を受けられずに経済的に暗黒の時代を過ごしていました。

ところが2011年に政権についたテイン・セイン大統領が報道の自由化、政治犯の釈放など急速に民主化を進めると、2012年11月にオバマ大統領(当時)がアメリカ大統領として初めてミャンマーを訪問。以降アメリカは徐々に経済制裁を解除し、2016年10月にはほぼ全面的に制裁が解除されました。今では「ラスト・フロンティア」、またはミャンマーを“食べよう”としている一部のけしからん人たちからは「アジアの甘いケーキの最後の一切れ(The last piece of sweet cake in Asia)」と呼ばれ、世界中から大量の投資がなだれ込んでいます。このブログに辿り着いている方は、JICAや商社が整備を進めているティラワ経済特区の話や、三大メガバンクの進出、KDDIの通信事業参入を始め、日本でも錚々たる企業がすでに投資を行っていることをご存知でしょう。

 

私は大学時代にカンボジアを始めとする東南アジアの成長の勢いに圧倒され、一方で中国や韓国に出遅れている日本を目の当たりにし「日本がアジアのリーダーであり続けるためにはもっと積極的に途上国に投資しその成長を取り込まなくてはならない」という危機感を抱いて、JICAで投資環境整備や経済インフラ投資を行う仕事に就きました。そんな私が「これから日本が勝負すべきはミャンマーだ!」と確信し、「自分自身が勉強するために情報を整理するついでに少しでも日本とミャンマーの架け橋になるために、ミャンマーに興味があるビジネスマンに向けて情報発信をしよう!」と考えて作ったのがこのブログです。

 

というわけで、これからトピックごとに情報をまとめて、できるだけ定期的にブログを更新していこうと思います。定期更新を実現するために多少書き溜めしたいので、本格稼働は6月1日からを予定しています。

 

とりあえずこんなトピックを考えています。もしも他に調べてほしいことがあればコメントを頂ければ優先的に調べて投稿するようにしたいと思っています(限界はあります)。

 

ミャンマー基本情報】:概論、政治、経済、歴史、

ミャンマーの投資環境】:概論、インフラ環境、手続き、投資家保護、金融環境

ミャンマーの法制度】:新企業法、新投資法、外国人法、その他投資関連手続き

ミャンマーの生活環境】:生活環境、医療情報

ミャンマーの企業進出情報】:概論、主な進出企業

ミャンマーにおけるJICAの活動】:ティラワ経済特区開発、投資促進に係る活動

 

最初は基本情報からまとめたいと思います。